【入試から卒業まで】東京大学と京都大学の違い

東大/京大

 高い学力を求められる最難関大学という点では同じですが、実は「入学試験問題の傾向」「4年間の大学生活」「卒業時の姿」には大きな違いがあります。

東京大学は”情報処理能力”が求められる。

 東京大学の入試はみんなが想像する”難しいテスト”です。多くの問題を素早く解く必要があり、知識量と高い情報処理能力が求められます。入試を乗り越えた”情報処理能力が高い”新入生は大学1年から高度な授業や課題に取り組むことになり、4年間で情報処理能力に更に磨きをかけ、卒業時には優秀な官僚タイプの人材として育て上げられます。

京都大学は”解決能力”が求められる。

 一方、京都大学の入試は特殊で、”今まで体験したことがないタイプの試験”だと思います。例えば数学。

・試験時間は2時間半で問題数は6問。
・6問中1問でも解けたら合格できる。
・問題の文字数が少ない。

 平成31年度の試験問題はこんな感じです(京都大学HPより引用)。

  ①~⑥で2時間半。「何をしたらいいか全然わからない」ところから、どうやったら問題を解けるのかを考え、できそうな問題を選び、頑張って1問解く。合格するためには”解決方法を見つけ出す能力”が求められます。(ちなみに、英語や国語も”特殊”です。興味が湧いた方は京都大学HPをご覧下さい)

 この入試を乗り越えた”解決能力が高い”新入生には、大学に入ると4年間の自由時間が与えられます。そして、各自が4年間好きなように過ごした結果として、卒業時には「数人の天才」と「変人」と「ちょっと変わった人」が産出されます。

どちらがモテるか?

 「京大生はモテるらしい」というネット情報を見かけましたが、デマです。数人のモテと、その他大勢の非モテ。高学歴を活かせる少数と、無駄にするその他大勢。東京大学も京都大学も違いはありません。モテるかどうかは各自の才覚と努力によります。

”解決能力”はどのようにして身につけるのか。

 高2までに基礎学力が身についていると、高3の1年間で京大の特殊な問題は解けるようになります。「どのようにして身につけるのか」についてはコチラ

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