だいぶ前に読んだ「インド数学」のマンガが読みたくなり、先日Amazonで買って読み直しました。読み直してみて、二桁の掛け算が暗算でできるようになるインド数学は足し算中心のそろばんよりも受験向きだと思いました。
試験問題を解く時間が速くなる。
二桁の掛け算が暗算でできるようになると、単純計算が速くなるのはもちろんのこと、約分や因数分解も速く解けるようになります。
例えば、ちょっとひねった因数分解
x2+20x+51
普通に解く時は、
①51を3で割れるか確認(5+1=6 →3の倍数になるから3で割れる)
②51÷3=17
③3+17=20 →(x+3)(x+17)
と3ステップが必要です。
インド数学をマスターすると51という数字を見た瞬間に17×3が思い浮かぶようになるので、①②のステップを飛ばして③だけで問題を解けます。受験は時間との戦いになるので、単純計算や因数分解が早くなると点数アップが狙えます。
数字に強くなる。
インド数学ではいくつかの公式と因数分解の組み合わせで暗算していくのですが、その練習をしているとひとつの数字に対して複数の形がイメージできるようになります。例えば51という数字を見た時に、51=50+1=100-49=17×3=25×2+1=26×2-1=7×7+2=・・・といろいろな組み合わせが思い浮かぶようになる。そうすると問題を解く糸口を見つけやすくなります。
数学に興味が湧く。
「へー」「なるほど」と興味が湧くと、数学の勉強が楽しくなります。私が読んだ本ならマンガなのでサクッと読めます。ただし、マスターするには練習する時間が必要になります。
受験生はインド数学やる時間で試験勉強した方がいい。
中学1・2年生か高校1・2年生なら一読の価値ありです。
コメント