次の文章を読んで、設問に答えなさい。
太郎は猫を飼っていますが、犬は飼っていません。
太郎が飼っていない動物を全て選べ。
A．犬
B．猫
C．トラ
D．マンモス
国語では「書いていること」だけを読む。
「太郎は猫を飼っています」と書いてあるから「B．猫」は不正解。「犬は飼っていません」と書いてあるから「A.犬」は正解。「C．トラ」と「D．マンモス」については「飼っている」とも「飼っていない」とも書いていない。だから正解は「A.犬」。
知識や経験が解答の邪魔をする。
「家でトラとかマンモスを飼えるはずがない」「トラの売買はワシントン条約で禁止されているから飼えないはず」「マンモスは絶滅しているから飼えないはず」と考えて「答え A、C、D」と解答すると、国語のテストでは×になります。国語のテストで問われるのは「何が書いてあるかを読み取る」ことだけ。“雑念”を入れずに『文章中に書いてある情報』から論理的に答えを導き出すことを意識しましょう。
問われるのは「知識」でも「感性」でもなく「論理性」。
私が学生の時は「国語」で何をしているのかがわからず「何をどう勉強したらいいか」もわからないままでしたが、「何をしているのか」さえわかれば「どう勉強したらいいか」も見えてきます。上記の問題で不正解になった方は「書いてあることだけ」を意識して復習してみてください。
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